小児がんサバイバーの僕を安心させてくれた言葉
小児がんサバイバーの僕を安心させてくれた言葉 当時、小児がんサバイバーの僕は、「安心させてくれた言葉」を最も求めていた。 この、落ち着かないこころを誰か静めるために、何らかの安心できる言葉を求めていた。 誰でも良かった。 「今は、少しでも多くの安心できる言葉をください。」 決して、言葉だけでは癌の状態が改善するわけでもないけれど、私が唯一ほしいものは、「こころを静めるための安心できる言葉」だった。 とても温かい言葉をくださる方がいたのを思い出している。 その方は、とても穏やかで、ゆっくりと自然な表現の言葉を私にくださった。 そして、その言葉をくださる方は、とても優しいお顔の表情をされている。 とっても穏やかで、包み込まれるような、オーラ。 私の身体、そして、心をそっと支えてくれるようなその仕草。 私は安心できる言葉と共に、素敵な笑顔のギフトまでもいただきながら、少しずつ心癒されていた。