骨肉腫サバイバーダンサーstory4
骨肉腫サバイバーダンサー 私はプロダンサーです。信じられないかも知れませんが、右足付け根部に骨肉腫を発症したにも関わらず、骨肉腫発症から約20年後に、私はプロダンサーになりました。 私は、10歳の夏に骨肉腫を右足付け根部に発症。 主治医の先生は、その私の状態から絶望的な結果も想定したくらいの状態だった。 私は、主治医の先生から、右足切断の説明と、承諾確認をされました。 右足の切断は、私の今後の人生にとって、とても大きな影響を与えることでしょう。 もし、当時私の右足を切断されていたら、今、そして、今に至る人生経験は全く異なった結果になっていたのだろう。 プロダンサーになった私は、ダンスを通じてたくさんの仲間ができました。 そして、ダンスを通じて人生を楽しむことができた。 幸せを感じながらダンスを踊り、そのダンスを人に見てもらうことで、見る人を幸せな気持ちにすることもできた。 私の右足は、百万分の一いや、一千万分の一の確率で奇跡的に残された、奇跡の右足なのです。 骨肉腫サバイバーの私は、癌を発症した右足の付け根に手術による違和感を少なからずとも感じていた。 私がプロダンサーとして創作ダンスを踊る際には、とてもアクティブで、ハードな動きもあり、時折、右足に痛みを感じることがあった。 しかし、私はその痛みに特別な意識を持っていた。 右足の痛みは、骨肉腫を発症し、奇跡的に残された右足があるからこそ感じることができるものだ。 その痛みに、私は感謝している。この痛みに、一粒の不満もない。 この右足が奇跡的に残されたことに、少しでも神様のお力添えがあったなら、私は神様に感謝をすると共に、奇跡を生んでくれた右足に感謝したい。 私は、創作ダンスのダンサーとして、この奇跡の右足を使って必死にダンスを舞う。 そして、人々を魅了し、恩返しをすることを決めている。