骨肉腫サバイバーダンサー story3
骨肉腫サバイバーダンサー 私はプロダンサーです。信じられないかも知れませんが、右足付け根部に骨肉腫を発症したにも関わらず、骨肉腫発症から約20年後に、私はプロダンサーになりました。 私は、10歳の夏に骨肉腫を右足付け根部に発症。 主治医の先生は、その私の状態から絶望的な結果も想定したくらいの状態だった。 私は、主治医の先生から、右足切断の説明と、承諾確認をされました。 右足の切断は、私の今後の人生にとって、とても大きな影響を与えることでしょう。 もし、当時私の右足を切断されていたら、今、そして、今に至る人生経験は全く異なった結果になっていたのだろう。 プロダンサーになった私は、ダンスを通じてたくさんの仲間ができました。 そして、ダンスを通じて人生を楽しむことができた。 幸せを感じながらダンスを踊り、そのダンスを人に見てもらうことで、見る人を幸せな気持ちにすることもできた。 私の右足は、百万分の一いや、一千万分の一の確率で奇跡的に残された、奇跡の右足なのです。 私の右足付け根は、軟骨が切除された状態であり、骨肉腫の手術を行ってから40年が経過した今でも、その違和感と歩行時の違和感が残っている。 しかし、そんなことは全く問題にならない。 私は、この残された右足を大切に使って、そして、この右足を使って活動し、世の中の人々を幸せにしたい。 私は、ダンスを始めた。 最初は、自身の興味から始めたが、ダンスを通して、人々との心の繋がりができてきた。 人々との繋がりは、鋼鉄製の鎖よりも強固で、美しい光を放つことをダンスに教えて貰った。