死ぬことになった僕に起きた奇跡【小児がん最終ステージの僕に起きた奇跡はあのお陰だった】
死ぬことになった僕に起きた奇跡 僕は小学3年生の夏に、余命宣告をされた。 僕は、まだ「余命」とか「宣告」の言葉の意味さえも、わかっていないのに。 その意味を知ったときが、「余命宣告の日」となった。 【死ぬことになった僕が準備したこと】 人は余命宣告をされると、きっとパニックになる。 そして、その時までに、死する準備なんてできないだろう。 僕は、小学3年生だったから、「ほとんど何もできないでしょ」と思われるだろう。 いや、それは違っていた。 パニックになるのはむしろ大人の人ではないだろうか。 僕の場合には、余命宣告の説明に驚いてショックを受けたが、その後は、思考が停止していたため、パニックにはならなかったと記憶している。 もしかすると、子供の場合には、大きな衝撃に対しての防御機能が働きやすく、思考停止したのかもしれない。 僕は、「運命を決める手術」の日までに、勉強机の引き出しに納めてある宝物をケースから出したり、納めたりしていた。 今思うと、「その宝物」とお別れの準備をしていたのかもしれない。 【余命宣告前に起きた不思議なこと】 僕は「余命宣告」される少し前に、大切な宝物の一部を友達にプレゼントしていた。 とても不思議な感覚だった。 学校のクラスの友達に、宝物をプレゼントしたくなって、気が付くと宝物を配っていた。 【もしかすると、宝物プレゼントは無意識に行った厄祓いだったのかもしれない】 そして、僕は【生存率 数%】の難病を奇跡的に乗り越えることができた。 【僕の宝物達が命を救ってくれた】